緑内障の治療は、まずは眼圧を下げることが基本です。
正常眼圧緑内障でも、眼圧を下げれば緑内障の進行が抑制しられることが確認されています。
世間一般的には、眼科医が処方する点眼薬(目薬)で眼圧を下げることを試み、そして点眼薬で十分な効き目が得られないケースではは、レーザー治療や手術等の治療を検討することになります。
緑内障治療薬には点眼薬の以外にも内服薬(飲み薬)もありますが、副作用が強いケースではもあって、用いられるケースはわずかやうです。
緑内障の治療に多く用いられる点眼薬は、緑内障のスタイルや進行状況等によって薬品が異なりますが、近頃10種別以上の薬が提供されています。
点眼薬のスタイルを大別したケース、房水(ぼうすい)の排出を促すスタイルと房水の量を抑制するスタイルの2つになります。
点眼薬は上手くささないと効き目が半減してしまうので、的確さし方を知っておく必要があります。
まず、下まぶたを指でおし下げ目薬を1滴だけさします。
そして、そのまま眼を軽く閉じて、1~5分間目頭の下を指でおさえます。
このとき薬が鼻やのどに流れ落ちていかないようにしましょう。
点眼薬が目からこぼれたら拭き確保するようにします。
特に房水の排出を促すプロスタグランジン製剤を含んだ点眼薬は、まぶたの黒ずみやまつ毛が太くなるといった副作用が確認されています。
こぼれた点眼薬は、早速に拭き確保するようにしましょう。
一定ステップの点眼薬と違って、緑内障の薬は自律神経に働きかけるものもあります。
品物によっては涙が出やすくなり、点眼薬の原材料が流れ出ることもあるので注意しましょう。
点眼薬には副作用もあります。
共通する副作用としては、目薬に含まれる防腐剤のベンザルコニウムを要因とする角膜障害があります。
ベンザルコニウムはたいへん抗菌効き目が高いため、全点眼薬の約80%に含有されています。
長期間使い続けると角膜障害を起こします。
一度に多くの点眼薬をさすと、頭痛やめまいといった副作用が生じるおそれもあります、。
数多くの点眼薬を利用する際は、必ず間隔をあけるようにしましょう。
より一層、ある日突然アレルギー症状が出てしまうこともあります。
どの薬によるアレルギーなのか調べる為に、いったん、全ての目薬を止めてから1種別ずつ再開することによって突き止めます。
緑内障のレーザー治療
近頃の医療では、緑内障を発症して無くされたスコープや視力は、二度と元どおりになること言うのはありません。
緑内障は治せる病気ではなく長く付き合う病気といえます。
これによって、緑内障は発症しないように予防することが大切です。
緑内障を発症したケース、「どうせ治らないのだから」と治療を放棄してしまう方がいますが、治療をせずにいるとスコープがみるみる狭くなり、やがて失明と言うことにもなりかねません。
きちんと病院に通って定期検診を行うとともに、生活習慣の改善を行ったり、漢方薬やサプリメント等を活用することで緑内障の進行を遅らせることが出来ます。
緑内障の治療としては点眼薬や内服薬による治療がありますが、レーザーによる治療もおこなわれています、。
閉塞隅角緑内障では、目の器官である隅角に存在する線維柱帯と言うフィルターに細かい細胞のカス等が溜まり、房水の流れが悪くなってしまうことで眼圧が上がります。
この房水の排出不良を克服するための手段の一つが虹彩切開術です。
これは、虹彩に孔をあけて、房水の流れるバイパスを製作したケース言う治療法で、特に急性緑内障の克服や予防に役立っています。
レーザー治療のもう一つの方式は、レーザー繊維柱帯形成術です。
これは強いレーザーを当てて、フィルターである線維柱帯の通りをよくする手法で、近頃では、新しい機械が開発され、線維柱帯のなかに詰まった細胞のカスだけをレーザーで蒸発させるので、線維柱帯が壊れないので何度でも治療することが可能なようになりました。
昔はレーザーによって線維柱帯が壊れてしまい、時間がたつと眼圧がまた上がって来ると言うデメリットが克服されました。
レーザー治療がうまくいけば、緑内障の進行をほぼ完全に止めることが出来ます。
しかしながら、レーザーによる衝撃によって眼球内炎症が生じたり、出血する見込みがある等、デメリットが大きいのもレーザー治療の特徴です。
「レーザーは手術と比べると安心だから」と治療を受ける方も沢山のですが、なかにはレーザー治療を受けたあとも、緑内障が全然リバイバルしないといったケースもあり、誤りもゼロではありません。
そういった誤りを避ける為には、症例数が多くて、今まで緑内障のレーザー治療を多くこなしてきた病院や医師を自分自身で探すことです。
緑内障と鍼灸治療
東洋医学の古代医学書「鍼灸大全」「秘伝眼科龍木論」等の本には、「青風内障」と言う言葉で緑内障が案内されており、東洋医学では古くから緑内障に対する鍼灸治療の研究が進められていたやうです。
また近頃でも、中国の鍼灸専門研究所では緑内障における鍼灸治療の効き目に対して、多彩な研究がおこなわれています。
鍼灸の刺激によって眼圧を低下させる効き目があると言う研究結論もあり、これ以外にも、鍼灸治療は毛様体血管の調整作用があり血行をよくする効き目があるほか、視神経乳頭等で起きる循環障害を克服させることによって、目の疾患にも良い影響を与えると考えているやうです。
緑内障は、眼圧の高さだけでなく、目の近傍の循環システムに何らかの障害が起きていると言う考えが眼科医学界でも広まってきており、こうした体の循環システムを改善する方式として、鍼灸治療が話題を集めているやうです。
具体的な鍼灸治療としては、鍼や灸を使い、後頚部に出来るこり(天柱等)をとっていくことで眼圧の上昇を抑制していきます。
ほかには、体の水分代謝によく効くツボを使用することもあります。
それによって、房水の排出を助け眼圧を下げていきます。
鍼灸治療をすることで緑内障が治ると言うものではありませんが、治療を続けて進行を止める、あるいは、進行を遅らせることを目指します。
鍼灸治療は初めて検討される方もおられるとおもいます。
上手な鍼灸院の選択法は、まずインターネット等を活用して鍼灸院の情報を集めることから始めます。
ホームページを公開している鍼灸院も多くあり、そこで、費用・メニュー等を確認します。
治療内容・費用・副作用等のリスクがわかりやすく記載されているか、医学的根拠のない数字を記載していないか等も大切なポイントです、。
次に、希望の鍼灸院が決まったら、問診・カウンセリングに進みます。
治療を受ける時に最も大切な事は、鍼灸師との信頼関係です。
具体的な治療内容・効き目・治療費・副作用等を分かりやすく説明してくれているか確認しましょう。
また自分自身が納得出来るまで話をきくことも大切です。
近頃は安い鍼灸院も増加してきていて、世間一般的には高いところは品質とサービスの質を優先したスタイル、安いところは薄利多売のスタイルと考えられます。
何事も選択するときには、品質と値段のどちらを優先するかよく考えて選択する必要があります。